AACC -所謂「CO2化」改造・使用の抑止について-
CO2マガジンの種類とリスクの違いについての過去記事 の中でご紹介しています「閉塞型マガジン」の破断事故を毎年のように耳にするようになりました。
また他方では、サバゲーフィールドで朝の初速チェック時にはリキッドチャージ式マガジンを使用してチェックを通し、ゲーム中はCO2マガジンに挿し替えて使用しているプレーヤーがいた為に騒動になった、との話などもチラホラ聞こえてくるようになりました。
これら出来事の背景には、所謂「CO2化」と言われる <フロンガス仕様本体 + CO2マガジン> の安易な組み合わせ使用や改造の問題が直接的にも間接的にも存在しています。
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もし、「CO2化」と呼ばれる <フロンガス仕様本体 + CO2マガジン> の安易な組み合わせ使用や改造が当たり前のことのように広がってしまうと、早晩、予測できない大小の事故や混乱が各所で頻発するようになるのではないか?そして、事の深刻さが増せば業界内に止まらない批判を浴び、この業界やその趣味が深い傷を負う将来がそこに潜んでいるのではないか?と強く危惧します。
「CO2化」を伴う使用や改造に反対してきた弊社ですが、CO2関連製品の国内流通量が安全な取扱方法の情報頒布を凌駕する勢いを感じる昨今、「CO2化のリスクを知る機会をもっとシンプルに示す方法がないか?」と思うようになり、先日ツイッターのフォロワーさんより頂いたコメントにヒントを得て、「AACC」のタグとアイコンを作ることに致しました。
「CO2化」という威力設定に雲泥の差がある製品の組み合わせを安易に行う事で何故リスクが高くなるのか?をガスガンの仕組みをもって理屈で説明する事は勿論大切だと思います。
しかし、「CO2パワーソースエアガンの国内での流通量急増と、その安全な取扱方法の情報頒布の遅さのアンバランス」が生まれつつある現状を見る今、「CO2化という行為に大きなリスクが潜む」という最重要メッセージをシンプルに伝えて、まず関心と問題意識を持ってもらうきっかけを作ることが、急がれる事ではないか?と考えるに至りました。
また、たとえ機械的な話が苦手でも「CO2化=フロンガス仕様本体とCO2マグの組み合わせには大きなリスクがある」という点を知るだけでも、自身の為にも一緒に遊ぶ人の為にもかなりのリスク回避をする事ができる、と思うからです。さらに、単純に「エアガン楽しい」を維持するのに、全ての人にエアガンの機械的構造的な詳細な理解を強いる事はなんか違うよな?とも思います。
さて、AACCとは、Alliance Against CO2 Conversion の頭文字を並べたもので、日本語に訳すならば「CO2化反対同盟」「CO2化抑止組合」のような感じの意味になります。
これまでお読みいただいた弊社の考えにご理解とご賛同をいただける方は、ツイッターなどのSNSをなさる際に、AACCの文字列をタグなどに使っていただいたり、アイコンを使っていただいたりすると大変嬉しく思います。
ただし、対立や否定の構図を作り出すことは全く本意ではありませんし、あって欲しくありません。AACCの文字とアイコンが、楽しい趣味が楽しいまま維持発展するように「知らずに危ない組み合わせ(=CO2化)をしてしまうような現在の情報頒布の薄さや遅さを、エアガンが好きで楽しみたい皆で補い合う」ための旗印として育っていくことが弊社のささやかな願いであり目標です。「CO2化」についてAACCを目印とした弊社の考えにご賛同いただける際は、僭越ながらこの点にも是非ご賛同くだされば嬉しく思います。
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AACCのアイコンとなるデザインはいずれ、ステッカー等にして意思表示カードのような位置付けで、ひとりでも多くのご賛同いただく方にお届けできるようにしたいと思っております。
「楽しいことを楽しいままにしていきたい 」
最後までお読みいただきありがとうございました。
カーボネイト製品販売元
株式会社ハッチ