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メンテナンスのススメ
【工具】編
1. 基本的な工具
分解メンテナンスには以下の工具を使用します
■ ドライバー
先端がプラスとマイナスドライバーを使用します
■ 六角レンチ
■ ピンポンチ
2. ネジの規格と種類
製品各部に使用されるネジの規格は、基本的に「ネジの直径」と「長さ」「ピッチ(ネジ山の間隔)」で規定されます。
また、取付部位によってネジの頭の部分に違いにより分類されます(皿ネジ、ナベねじ、xxxなど)
ネジを取り付ける部位には、ナットやそれに準ずるパーツが備わっていて、繰り返しネジを外すことを前提としています。ナットやそれに準ずるパーツが存在ぜず、樹脂に直接ねじ込むタイプのネジは「木ネジ」と呼ばれ、一度取り付けた後は原則的にそのネジを取り外すことを想定していません。
3. 工具の選択時の注意点
■ 工具の先端の規格
工具の先端とネジに彫られている形・サイズが一致していること。一口にプラスドライバーと言っても、先端の太さ(直径)や角度の違いがあり、ネジの頭に彫られているプラスの大きさや深さと一致しないドライバーを使用すると「ネジ舐め」が起こり、工具が使えなくなります。
■ 使いやすい工具とは?
【テコの原理】
ドライバーだと持ち手の直径が大きくなることで、手の力が小さくても大きな力をネジに掛けることができます。L字型の六角レンチの場合は長辺の長さが長くなることで、同様により大きな力を掛けることができます。これはドライバーの持ち手の直径やレンチの長さが「力点」、ネジに接触する工具の軸の先端が「作用点」となって【テコの原理】が働くからです。
【軸の長さ」
ドライバーの軸の長さは、工具の先端に発生する力に関係しません。不必要に軸の長い工具を選ぶと、作業中に軸ブレをして工具の先端がネジからズレてしまい、ネジ舐めの原因となります。軸の長い工具を選択する必要があるのは、筒の中にネジがある等の理由でネジまでの距離が長い場合です。
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